英語圏の文化では、白黒ハッキリさせる傾向があります。しかし、いつもいつもYES/NOでは答えられないものです。また、何かを聞かれても状況によって答えが変わるため何とも言えない。そんなときに知っていると便利なフレーズが、It depends. このフレーズの使い方や、似ているフレーズ It’s up to you との違いにも触れていきます。
今日のフレーズ
It depends.
場合による(一概には言えない)
発音:イッディペンz
発音注意!
It depends ではなく *It’s depends と言ってしまう人が多いので注意しましょう。
YesでもNoでもないとき、あるいは状況によって答えが変わるときは、まずは It depends. と言っておくと会話が止まってしまうことを避けられます。It depends. と言った後に、「この場合はこう」 と説明をしていけば大丈夫です。
例文
A: What’s the best way to get to Yokohama?
横浜に行くのに一番良い方法ってなに?
B: Well, it depends. The easiest is to just to take the cab, but if you want to go the cheapest way, then take the train.
ん~、場合によるかな。一番楽なのはタクシーだけど、安く行きたいなら電車かな。
また、「~による」 と言いたいときは、 It depends on… と言いましょう。
It depends on the weather.
天気による → 天気次第
It depends on what he says.
彼が何て言うかによる。
It depends on what you mean by “happy”.
あなたがどういう意味で「幸せ」って言っているかによる。
It depends on how much you’re willing to pay.
いくらなら払ってもいいと思っているかによります → あなたの予算次第です
It’s up to you との違い
1つ注意したいのは、It depends on you. と It’s up to you. の違いです。
どちらの文章も和訳すると「あなた次第です」になりますが、ニュアンスが違います。
① It depends on you.
あなたに依存している
あることが行われるか否かはあなた次第
例
Can we go to Yokohama this weekend? It depends on you.
今週末、一緒に横浜に行ける?あなた次第なの。
(私はお休みだけど、あなたに予定があったら行けない)
② It’s up to you.
(選択肢があり)それを選ぶのはあなた
例
Where do you want to go this weekend? Yokohama? Tokyo? It’s up to you.
今週末どこに行こうか?横浜?それとも東京?あなたが選んでいいよ。(あなたに任せる)
「~におまかせ」「~が決めて」という場合は、It’s up to ~. を使いましょう。
【合わせて読みたい】