会話中に質問をしたい場合、どうやって切り出していいか迷ったことはありませんか?今日ご紹介するフレーズは決して難しいフレーズではないのに使う人が少ないかもしれません。では、早速今日から使えるスムーズな質問の切り出し方を覚えましょう。音声付き例文もあります。
質問の切り出し方 2パターン
英語で会話中、質問をしたいけど、どのように切り出したらいいか悩んだことはありませんか?ズバリと質問をするのも唐突過ぎる。でも、今まで話していたのに、突然 “excuse me” も変な気がする。そういう時に知っていると便利なフレーズが次の2つです。
① May I ask you a question?
② Let me ask you a question.
実際にどちらのフレーズも耳にしたことがある人は多いと思います。①と②、どちらも表面的な意味は、「質問をさせてください」ですが、ニュアンスが若干違います。
ニュアンスの違い
①に登場する、”May I~?”は許可を求めるときに使います。そのため、May I ask you a question? は、「質問をしてもよろしいでしょうか?」と、へりくだったとても丁寧な印象になります。
一方で、②のLet me ask you a question.は若干違う印象を与えます。”Let me~”は、”~させてください”という意味です。(会話では非常によく使われるので、記事の後半で例文をご紹介します。)
”させてください”と丁寧な言い方ではあるのですが、May I~?は許可を求めていたのに対して、Let me ask you a question.は、「今から質問をしますよ」と宣言をしているような印象になります。主導権を握っていると言うとやや大げさですが、許可を求めているMay I~?よりも自主性が垣間見ることができます。
もし私が Let me ask you a question.を訳す場合、文脈にもよりますが、おそらく「ちょっと伺いますが」や「ちょっとお聞きしますが」にするでしょう。
①May I ask you a question?
質問をしてもよろしいでしょうか?
②Let me ask you a question.
ちょっとお聞きしますが・・・
また、Let meは、「お手伝いしますよ(お手伝いさせてください)」「お持ちしますよ(持たせてください)」のように、ある行動(手伝い)を申し出るときにも使えます。
発音ポイント
今回の発音のポイントは、”Let me”です。単語を一つ一つ区切って発音すると /ㇾッ ミー/ ですが、会話のスピードでは/レミー/となります。
Let me → lemme
実際、カジュアルなメールやテキストメッセージでは Let me ではなく、Lemme とスピーチ中の発音のようなスペルで書くこともあります。上で書いた通り、Let me は会話でよく登場するフレーズです。例文を見ていきましょう。
例文
Let me talk to Steve.
(私から)スティーブに話させて。
Let me repeat that. It’s 808-1234-4321. Is that correct?
繰り返させていただきます。808-1234-4321。こちらでお間違いはありませんでしょうか?
Let me get the door for you.
私がドアを開けましょう。(開けてさしあげましょう)
※get the door = ドアを押さえる(人が通れるように)
Let me help you with the box.
私がその箱を運びましょう。(直訳:その箱の手伝いをしましょう)
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