日本語でも英語でも、話すのが上手な人は会話の「終わらせ方」も上手な気がします。会話の切り上げ方がスムーズだと後味がいいものです。
例えばスポーツジムに到着したとき、既に運動もシャワーも終えた人と雑談したとします。そして、会話の最後に、帰る人には「お疲れ様でした」、これから運動する人には「いってらっしゃい」や「頑張ってね」という一言があると好印象ですね。今回は、そのような自然で後味のいい会話の「終わらせ方」を英語で見ていきましょう。カジュアルな会話とビジネス会話の2つのシーンに分けてご紹介します。
どんな言語でも同じように、会話を終わらせたいときは「終わらせたい合図」を出します。英語でこれを行うには、まず、「さて」「ええと」「そうですね」などを意味する“Well”を言います。そして、その後にポーズ(間)を入れます。
Well…
「ウェル」と言いたくなりますが、アメリカ英語では「うぇぅ」と言う方がそれらしい音になります。
点の部分に意味を含ませる言い方で、「うぇぅ」と言い、後に少し間を置いたら次のようなフレーズを言います。
カジュアルな会話を終わらせたい場合
Well, I should get going.
Well, I have to get going.
Well, I better get going.
Well, I have to go now.
ろそろ行かないと(すべて同じ意味です)
get going は 「出発する」「取り掛かる」「急ぐ」という意味です。また、I better や you better というフレーズは会話でよく登場します。good, better, best の better ではなく、“had better” の “had” が省略されたものです。had better とは、「 ~しないと大変な(困った)ことになる」という意味です。
I had better go. → I’d better go. → I better go. → Better go.
この順番でどんどん短くなっていきますが、すべて同じ意味です。
あとちょっとで[人と会う]ことになっているんです。
さて、ぼちぼち[仕事]に戻らないと。
では、[お仕事]を続けてください。
It was nice talking to you.
お話しできてよかったです。
It was nice seeing you again.
またお会いできてよかったです。
(お元気そうで何よりです。)
Say hi to [Steve] for me.
[スティーブ]によろしくね。
Have a great day. / Good night.
よい一日を。/ おやすみなさい。
Have a great time at [the party].
[パーティー]を楽しんできてくださいね。
Drive safely. / Safe travels!
運転お気をつけて。/ 気を付けてね!(旅行に出る人に対して)
ビジネス関連の会話を終わらせたい場合
ビジネスでの会話を終わらせるときは、次のステップについて一言加えて終わるとスムーズです。
So, I’ll look into the prices on the website a little more and email you within a few days.
では、ウェブサイトで価格をもう少し調べて、数日内にメールを差し上げます。
※look into = 調査する、調べる
So, we’ll wait for Steve’s answer and then go from there.
まずはスティーブの回答を待ってから、また話し合いましょう。
※go from there = 直訳は「そこから行く」ですが、「まずは○○をしてから、検討しましょう」といったニュアンスになります。
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OK, I’ll talk to my boss and get back to you first thing tomorrow morning.
では、上司に話して明日の朝一番でご連絡を差し上げます。
※get back to [人] = [人]に改めて連絡をする、返事をする
first thing tomorrow morning = 明日朝一番に
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