英語が苦手な方にとって、英語のプレゼンほど怖いものはないかもしれません。今回は、プレゼンで論理的かつ自然な本題への入り方について黄金フレーズ3つをご紹介します。プレゼンでは、まず背景と目的を伝えてから、トピックの全体像を一度見せます。それから、プレゼン内容へと焦点を絞り進めると英語圏の人が慣れている構成になるため、より理解しやすいプレゼンになるでしょう。
パワポ資料は作ったし、言いたいこともそれなりにまとまった。とうとう自分の順番になり、手に汗握りながら”Hello, everyone.”と簡単に挨拶も終えました。ひょっとすると自己紹介もしたかもしれません。でも、そこで困るのが、本題への入り方。
よくあるのが、
Today, I’d like to talk about…. (今日は~についてお話したいと思います。)
間違ってもいませんし、どんなトピックでも使える便利なフレーズです。しかし、べたと言えばべたです。そこで、今日はそれより少しステップアップした、論理的かつ自然な本題への入り方についてお話していきます。
一通り挨拶やら自己紹介を終えたら、まずはプレゼンにおける背景と目的を伝えましょう。プレゼンは結論から話す!とはよく言いますが、結論のわかりやすさと説得力を増すには背景が重要です。
トピックの全体像を一度見せてから、プレゼン内容へと焦点を絞り進めると、英語圏の人が慣れている構成になるため、より理解しやすいプレゼンになるでしょう。
英語プレゼンのフレーズは、本でもネットでも探せば探すほど出てきます。ただ、問題は選択肢が多すぎること。結局、どれがいいのか、どれがニュアンス的に適切なのか、考えれば考えるほど分からなくなりがちです。そして、最後はいつもの “Today, I’d like to talk about…”に落ち着いてしまうのです。そこで、今日はどんなトピックでも必ず使える黄金フレーズを3つご紹介します。
プレゼンの背景導入フレーズ
As you know,
ご存じの通り
As you are aware,
お気付きの通り
例文
As you know, we’ve recently been having a few problems with our security system.
ご存じの通り、最近セキュリティーシステムの問題が発生しています。
As you are aware, we’ve been experiencing difficulties with our network system since Tuesday.
お気付きの通り、火曜日からネットワークシステムに問題が発生しています。
背景を伝えるとき、知っていると便利なのが現在完了進行形です。現在完了進行形とは、 HAVE been + ing という形を使う時制で、ある事柄が一定の期間続いていることを強調するときに使います。例文の場合は、この時制を使うことで文章のスポットライトが、「セキュリティーシステムの問題とネットワークシステムの問題が続いている」 という事実に当たっている状態です。
プレゼンの目的導入フレーズ
What I want to do today is…
今日は~しようと思います
例文
Ok, everyone. What I want to do today is to explain the new database system that we have installed.
では、みなさま、今日は新しく導入したデータベースシステムについてご説明しようと思います。
What I want to do today is a quick rundown of the upcoming launch events.
今日は、間もなく行われる発表イベントの概要報告をしたいと思います。
この黄金フレーズを3つ覚えておけば、次の英語でのプレゼンが待ち遠しくいなるかもしれませんね!