hardlyは「かろうじて」|日本人が間違えやすい英単語 hardly

hardly working かろうじて

“I hardly know her.”

「私は彼女をほとんど知らない」

 

英語は肯定で “know”、日本語は否定で「知らない」になっています。この文法のギャップが多くの日本人を苦しめるのです。日本人には扱いにくい単語である hardlyは「かろうじて」という文法的に肯定の言葉に置き換えると使いやすくなります。詳しい使い方はこちらの記事でどうぞ。

Hardly working = サボっている

今日は、こちらの記事で登場した日本人には扱いにくい単語 hardly についてです。hardly は、「ほとんど~ない」 という意味でした。hardly working は 「ほとんど働いていない」 → 「サボっている」 という意味合いになります。

 

例文

Everyone is working hard, but I’m hardly working.

みんなは頑張っているのに、私は全然頑張っていません。
(私はサボっています。)

 

否定の要素

さて、意味は確認しましたが、実際にこの単語を使おうとすると意外にややこしいのです。なぜでしょうか。それにはちゃんと理由があります。それは、hardly の日本語訳には 「否定の要素」 が含まれているからです。

 

例文

I hardly know her.
私は彼女をほとんど知らない

 

 

日本語では「知らない」と「ない」が付いて否定文になっているのに対して、英語は don’t knowではなくknow肯定文になっています。英語も日本語も意味は同じなのですが、文法のメガネをかけて見ると、英語は肯定でknow日本語は否定で「知らない」になっていますね。

 

この文法のギャップが多くの日本人を苦しめるのです。「ほとんど~ない」と否定したいのに、英語では肯定文にしなくてはいけない。では、どうしたらいいのでしょうか。

 

 

和訳も肯定の単語「かろうじて」

そもそも、「ほとんど~ない」と否定の要素が含まれている和訳で考えるからややこしくなるのです。「ほとんど~ない」というのは0%ではなく、10%や20%のことです。つまり、「少しある」のです。(ポジティブ~!)

 

そこで、「少しある」をもう少しちゃんとした言葉に変えてみましょう。そう、「かろうじて」に置き換えるのです。

 

「私は彼女をほとんど知らない」(否定)

 

       ↓

 

「私は彼女をかろうじて知っている」(肯定)

 

 

(ニュアンスは若干異なりますが)どちらも「ほんの少ししか知らない」というザックリとした意味を保っていながらも、文法は否定から肯定に変わりました。

 

hardlyを扱いにくくしていた「ほとんど~ない」という否定の要素が、「かろうじて」を使うことによって「知っている」と肯定に大変身を遂げました。ニュアンスでは、「ほとんど~ない」の方が英語の原文に近いことが多いですが、「かろうじて」に置き換えることで、hardly の扱いにくさが減ったはずです。

 

 

練習問題

hardlyを使い、次の文章を英語で言ってみましょう!(徐々に難しくしてあります。)

 

A) 私は夜にほとんど寝ない。 
(ヒント:夜に → at night)

 

 

B) Steveはほとんど中国語を話せない。 
(ヒント:「話さない」ではなく、「話せない」)

 

 

C) イタリア語を勉強する時間がほとんど取れない。
(ヒント:勉強する時間を取る → find time to study)

(ヒント2:「取らない」ではなく、「取れない」)

 

 

 

D) あなたが何を言っているのか私にはほとんど理解できない。  
(ヒント:「あなたが何を言っているのか」 → ”what you are saying”)

 

 

 

解答

A) 私は夜にほとんど寝ない。 
   I hardly sleep at night.

 

 

B) Steveはほとんど中国語を話せない。
   Steve can hardly speak Chinese.

 

 

C) イタリア語を勉強する時間がほとんど取れない。
   I can hardly find time to study Italian.

 

 

D) あなたが何を言っているのか私にはほとんど理解できない。
   I can hardly understand what you are saying.

 

 

どうでしたか?「ほとんど分からなかった」となっていないことを願うばかりです・・・

 

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