今日ご紹介するフレーズは、あることに対しての自分の立ち位置をハッキリさせたいときや、あとで役に立つかもしれないと思い追加情報として何かを言うときに役立つフレーズです。「一応言っておくけど」「念のために言うけど」「ちなみに」といったニュアンスのフレーズなので、日常会話だけでなくビジネスシーンでも役立つフレーズです。音声付き例文で使い方を確認しましょう!
今日のフレーズ
Just for the record
一応言っておくけど
念のために伝えておきますが
はっきり言いますが
日本語でも同じですが、just for the record (一応言っておくけど)とは、大きく分けて2つの場面で使われます。1つ目は、たとえば「一応言っておくけど、私は最初からそれには反対していたんだからね」といった具合に、あることに対しての自分の立ち位置をハッキリさせたいときです。2つ目は、そのとき話している内容と直接的には関係がなくても、あとで役に立つかもしれないと思い追加情報として何かを言うときです。「念のため伝えておきますが、さきほどの書類は来週までに人事に提出してください」そして、このフレーズは通常、文頭か文末に登場します。また、just を省いて for the record でも使われます。
例文
Just for the record, it was Steve who supported the idea, not me.
(誤解のないように)はっきり言っておきますが、そのアイディアを支持していたのはスティーブであって私ではありません。
I was rooting for your team, just for the record.
一応言っておくけど、私はあなたのチームを応援していたのよ。
バリエーション
Just so you know
一応知らせておくけど
ちなみに
Just so you know, she won a gold medal in the London Olympics.
ちなみに彼女、ロンドンオリンピックの金メダリストだよ。
Just to be clear
誤解のないように確認させてもらいますが
はっきりさせてもらいますが
Just to be clear, you know that this article is 80 pages long, right? And you want me to translate the entire thing by tomorrow morning?
念のため確認させてもらいますが、この記事が80ページもあることをご存じですよね?明日の朝までにすべてを翻訳してほしいと仰っているのですね?
Just for the recordというフレーズは、元々は「念のための記録として」「公式に申し述べるが」という意味でした。もちろん、今でもたとえば新聞記者にインタビューを受けていたり、公的な場面で何かを喋ったりする場合にはその意味で使われます。しかし、日常会話で登場する just for the recordは、上の説明のとおり「一応言っておくけど」という使われ方が多いです。
Please state your first and last name, for the record.
記録のためにお名前をフルネームで教えてください。
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